”摩利支天”虚木 禅冶(うつろぎ ぜんじ)

ID:B-  Style:レッガー◎カタナ●カゲ
JENDER:Male EYES:Blakk HAIR:Blakk SKIN:White Age:28

「我が剣線は無形にして無暁。如何に目を凝らそうと捉える事は出来ず、如何にその身を鎧おうと防ぐ事は出来ぬ。」
「我等の姿を見たからには、三途の河を渡ってもらう。」
「我等十人、一人が千人ずつ斬れば足りるだけの事。カーライル、恐るるに足らず。」
「俺は仁 義 礼 智 忠 信 孝 悌 忍 まで捨てた忘九者!九界を捨て、修羅界に生きる外法の剣鬼よ。」



●黒笠の男達
第二次アサクサ戦争時、百戦錬磨、悪逆非道の忘八揃いの秋川会幹部の間で畏怖を持って囁かれた一つの噂があった。
曖昧模糊として実態の知れないその噂はこう始まる。
「河渡の黒笠に気をつけろ。」
紛争末期、軍の包囲を受けて音羽砌連合の主だった戦闘部隊はアサクサに封じ込められた。
三合会と水面下での連携を結び、勢いに乗った秋川会側の勝利は動かない。誰もがそう思った。
しかしそれも夜の底から現れたような黒い陣笠に二重回しを着込んだ男達が三合会、秋川会の幹部を
組織を問わず次々に斬殺し始めるまでのことだった。
忽然と現れ、恐るべき秘剣、魔剣をもって必ず標的の命を奪う黒衣の剣鬼達。
この時期、不可解な内部分裂と迷走を繰り返した三合会の行動の裏には
『黒笠』に対する組織幹部達の恐怖があった とする者もいる。
また、秋川会側も実行部隊の指揮官を次々と殺害され、組織内部での連絡を断たれた事が一因となり資金源だった
ドラッグの供給ルートを失った。
武装した護衛を引き連れてシェルターに篭る組長達を嘲笑うかのように跳梁を続けた黒衣の男達だったが
河渡組組長河渡亮平負傷の報せが流れた途端、それまでの執念深さが嘘のようにその影は街から消えたという。
この事から、黒衣の男達は河渡組直属の暗殺集団であるとみなされた。

以来、アサクサに動乱が起きる度、黒衣の暗殺者達は闇から立ち現れ、河渡に敵対する者に刃を向けるのだという。


●不可視の魔剣
暗殺忍軍”曼荼羅*1。脈々と受け継がれた殺人者の系譜は不世出の剣士を生み出した。
不可視の刃が10間の間合を超えて敵を両断する魔性の秘剣。
一たび抜き放たれれば、何者も生かしては返さぬ恐るべき魔剣を編み出した剣士は
しかしその魔性へと取り込まれて修羅に堕ち、育ての親であった師を斬り、肩を並べて研鑽を積んだ友を斬り、全ての追手を斬り捨て剣鬼となって
闇の中へと消えていった。

どことも知れぬ闇の奥で、全身に深手を負い、自らの魔性に飲み込まれて息絶えんとする剣鬼の前に一人の男が立った。
手負いとはいえ並みの男なら気を失いかねない殺気を放つ剣鬼を前にして恐れる風もなく、男は言い放った。

その剣才を向ける道を見出せず、六道に迷ったか。

その身を焦がす血の渇きを癒す術を。
己自身すら滅ぼさずにはいられないその修羅を向ける相手を。
そして鬼と成り果て、九界から追われた外道が仕える相手を。

お前が得ようとして得られなかったものを自分が全て与えてやる、と。

剣鬼は歓喜に血の涙を流し、男の手をとった。

男の名は、河渡亮平といった。

●”摩利支天”
そしてここに、一人の外道が誕生した。
河渡直系の実動部隊「河渡衆」において”摩利支天”の符丁で呼ばれる組頭の一人。
長身痩躯を黒服に包み、軋る様な声で喋り、冷酷非情な蛇の目をした男。
河渡連合の二代目を継いだ夜の女王の杯を拒み、冷や飯を食わされている昔かたぎの極道達。
その中に異物の様に紛れ込み、河渡直系の指令を待ち受ける修羅の群れを束ね
身の内に秘めた凶刃を抜く時をひたすら待ち続ける男。
カーライルシンジケートという好敵手を得て、剣鬼はその魔剣を解き放つ。




理性7/12 感情2/13 生命7/13 外界5/10

■技能
白兵4RPLM
自我1rpLm
知覚1Rplm
交渉1rPlm
社会:N◎VA2RpLm
社会:ストリート2RpLm


■特技
鎌鼬2 RpLm
修羅2 RpLm
死点撃ち2RpLm
陽炎化1 rpLm 
■ブランチ
ニンジャ1 rpLm
■装備
IANUS
タイプD
スリーアクション
コンバットリンク
EXコンバット
流星

プレアクトで購入
斬魔刀
弥勒
AD20
烏帽子(陣笠相当品)
エキストラ:ちんぴら
アーマージャケット
ガードコート
ポケットロン
ウェーバーエアボード

*1:トーキョーN◎VA2ndEdリプレイ「猟犬達の午後」にチラッと出てきた忍者の集団。岩崎御庭番集とどっちにするか迷った挙句、こっちになった。