プーアでトラッシーな犯罪者になって、幼児性を剥き出しに、おいたのかぎりを尽くすゲーム、VIOLENCE*1を遊んできましたよ。
ヒデエゲームだ。ハハハハ！コイツはマジでひでえ!!クソ以下の反吐の匂いがプンプンしやがるぜ！ヒャッハー！（大興奮）
以下うろ覚えのあらすじ。
昔々、世界のどこかにVICECITY*1という驚くほど知能指数が低い犯罪都市がありました。
そこに4人のごみ人間が住んでいて、日々ろくでもないことをして暮らしていました。
彼らが地球の為に出来る良い事といったら、可及的速やかに自分の呼吸を止めることくらいのものだったのです・・・（寝物語）
そんな生きてるだけで迷惑なダイオキシンPCは以下のとおり
ビィト 中国系のドラッグディーラー。武器は割れた酒瓶。流派は酔拳のドランクドラゴン。油断していると冒険王になる。さりげないフォローで事態を雪達磨式に大惨事に磨き上げる超絶技巧の持ち主。
PLは雅寿丸さん
ポチョムキン ロシア系。あらん限りのパワーで白豚と面罵しても
まだ足りないようなデブ。パパとママの愛情が足りなかった。
外見は腰を抜かすほど怖い。でも、中身はチキン野郎。
しかし、ハンドルを持つとカーマゲドン大到来。デスレース2000が幕を開ける。
PLは暗転丸さん
朝倉ティッツィァ 多分、イタリア系。昼間は平凡なサラリーマン。
しかし夜の顔は、蛙のゲロよりまだ酷いサイコ野郎の殺人鬼。漫画ゴラク方面から飛来。
ろくでもない殺し方参謀総長。
PLは丹藤さん
菅井菌 島根出身アフロアメリカン 外見は菅井君*2いつも、ダンキンドーナツの紙袋を持ち歩いているが、袋の中身は馬鹿でかい自動拳銃。二重人格者であり
危機に陥ると戦闘用人格のおかんが無意識（イド）の海より自動的に浮上する。
PLはオデ
OPはクズ4人がアタッシュケースを持ったマフィア風の男を強盗目当てでつけている所から。
後方の車の中から見守るビィトとポチョムキン。
ティツィヤが声をかけ、菅井菌がキャッチよろしく肩に手を回して
路地裏に引き込もうとする。
「すいません、ちょっと道をお尋ねしたいのですが？」
「なあ、ブロ、カッコイイ服とか興味ないか？」
芸術的なまでに連係プレイが取れない菅井菌。
「なんですか貴方達は！私は急いでいるんです！！」
それでもしつこく粘着していると。彼は怒って銃を取り出し戦闘に。
舐めんなコノヤロとパンチパンチキックキック。
男のHPは6。
パンチのダメージはd3で2．
キックのダメージはd6で5．
あ、死んだ。
「兄ちゃん死んだよ、どうしよう？」（人畜面）
「コイツいい靴履いてるな、身包み剥いじゃおうぜ。」（アーバンスカベンジャー顔）
「でも血がいっぱい出てるよ。」
と、顔を見合わせていると通りの向こうで固唾を呑んでこちらを見ている若い女性が。幸い、目撃者ナオンは知覚チェックに失敗。
いぶかしんでいるはいるが、男が死んでいることにはまだ気がついていない。チャンスだ！誤魔化そう！！
すかさず、死体とお喋り開始。バディーはボディー。(わざとらしくもアメリカンな笑いをスタジオに響き渡らせつつ)
「おい、アンタ飲みすぎだ。」
「そうかい？」（裏声で喋り、赤黒く捩じれた舌を突き出した死体を後ろから持って首をカクカクさせつつ）
滴る血糊。
GM「では、彼女はそれを見てあらん限りの声で悲鳴を上げると逃げ出しました。」
オデ「なんでだ！？こんな完璧な芝居をしたのに！！」
ポチョムキン「！車を急発進させて、彼女を跳ねた後拉致します。」
GM「では、判定後ダメージを出してください。1d10で良いでしょう。」
ポチョムキン「・・・１０が出ました。」
ビルの谷間にスイカの砕ける音が響き渡る。
オデ「あんちゃん・・・どうしよう・・・」（後輪とアスファルトで頭をサンドイッチされたナオンを見つつ）
ティツィヤ「とりあえず、金目の物を頂こう。それから死体と車を処理するんだ。」
「なるほど！頭良いなあんちゃん！」
舞台は波止場へ。
心中事件に見せかけるべく、数々の工作を施すクズども。
かくして、身包みはがされた上に撲殺された男と、首から上が無くなったナオンを乗せ、指紋がベタベタついた車が夜霧の波止場に沈んでいった。
「これで心中事件だと思う奴がいたら面見てみてえな。」
丹藤さんも思わずマジレス。
GM「で、どうやって帰りますか？」
「車を頂こう。」と車道に出て信号待ちの車の運転席に銃を突きつける
ポチョムキン。
迫力値14のポチョムキンの面を見た運転手は慌てて車を発車させようとする。
ビルの谷間に乾いた銃声が響いた。
「車が手に入ったね。」
「で、この死体どうするんだ？」
ティツィヤ「とりあえず、金目の物を頂こう。それから死体と車を処理するんだ。」
舞台は再び波止場へ。ドボーン。ぶくぶく。
「バスだ！バスで帰るんだ！！」
凄い勢いで無駄な殺生をしつつバスに乗り込んだ4人。
いい気になった菅井菌がバギエフェクト満載で後部座席を占拠。
ドスの効いたラップがBGMにかかり、街のネオンが流れていく演出。
すると、バス前方の座席から、刺青だらけのスキンヘッドが3人立ち上がった。「おい！（特定人種に対する差別発言）！てめえの演出がうるせえんだよ！！」
そういえば、このゲームは死ぬゲームだった！と思い出して青くなる
菅井菌。
すかさずリスクを避けたいポチョムキンが強面で立ち上がり
3人を威圧。「バスの中・・・静かにする・・・」
すごすごと引き下がる3人。バスの中にほっとした空気が流れた瞬間
いい気絶頂の菅井菌から「（コーカソイドに対する蔑称）臭いぜ、兄ちゃん。」とのコメント。
デロデロデロデレロン（戦闘画面へ）
「（人類の尊厳に対する冒涜的罵倒）！！（聞いた人間の品性を汚す悪罵）！！」の叫びと共に発射される38口径。
肩口に弾丸を食らい、ギリギリの所で命にしがみつく菅井菌。
残りHPは１。
「あれ・・・オデの血・・・？兄ちゃん・・・」
次の瞬間、菅井菌の深層意識、イドの大海から戦闘用人格が浮上する。
「このクズどもが！よくもアタシの可愛い息子に手ェ出してくれたね！！その腐った脳天ふっ飛ばしてやるよ！」（.454口径のイカれたドーナツを紙袋から取り出して構えつつ）
すかさず、次弾を撃ち込もうとするチンピラの背後にゆらりと立ち上がる、冒険王ビィト。ディシプリンの鼓動と共に手に持っていた酒瓶を
座席の角に叩きつけて割ると、その鋭い切っ先を突き出した。
「あ、ファンブルです。」
それた切っ先は横の座席に座っていた乗客の頚動脈を切り裂き、車内に
血の噴水と不運な同乗者たちの悲鳴が交錯する。
GM「では、ルールブックに書いてある彼女の半生と家族構成についてご説明します。」（第二次世界大戦時の苦労から今現在幸せに感じていることについての解説。）
一同、罪の意識で微妙に暗い顔に。
激しい銃撃戦の末、チンピラ二人は手足を引き千切られて失神、一人は戦意を失って降伏。
「降伏なんかしたって無駄だよ！アタシの息子に鉛弾ぶち込んどいて命助けて貰おうなんてムシがよ過ぎるんだよ！」と激昂する菅井菌。
「おい、お前。この二人に止めを刺せ。俺達は自衛の為に戦ったんだ。」あくまで罪を他人になすりつけようとするティツィヤ。
その一瞬の隙をついて、逃げ出す運転手。
ポチョムキン「素早く運転席に座ってバスを発車させます。」
GM「では、判定してください。」
ポチョムキン「あ、ファンブルです。」
GM「では、バスはその辺のショウウィンドウに突っ込みます。ダメージを出しましょう。」
オデ「待ってください。オデのHPは１．ダメージダイスを振られたら死亡が確定してしまう！ここは口プロレス*3で徹底抗戦ですよ！」
再び、ゆらりと動くビィト。
「横からハンドルを掴んでぐいっと回します。」
GM「では、バスはショウウィンドウをそれて・・・歩道に突っ込む？」
歩道が空いているではないかァーッ
GM「・・・では歩道を歩いていた人の数をD12で決定しましょう。・・・９人。」
GM 「では、彼らの半生と幸せになるはずだったステキな今夜のイベントについてお話しましょう・・・9チェーンコンボ！アーティスティックボーナース！」（盛大に歩行者をぶっ散らばしつつ暴走するバス）
皆大笑いした後、すがわらくにゆき絵で暗い顔に。
残ったチンピラ一名を銃で脅して、ハンドルを握らせた後射殺する
鬼畜の所業を繰り広げた後、とにかくここをずらかるんだ！
とバスを捨て、徒歩で逃亡。
総死亡者15名の大惨事に。
次の日
ボンクラの集うガレージで暗い顔をしながらTVのニュースを見る一堂。
「こりゃ、暫く外を出歩けねえなあ・・・」
「でも、身包み剥がした金結構儲かったよ。ヤク買おう。」
「ヤクなら、調合できるよー」
「アレは事故だ・・・事故だったんだ・・・」
突如GMシーンが挿入。
「大切だったもの・・・守る筈だった者を奪われた男達は狼となる。」
暗い部屋に居並ぶ男達は、車椅子に座る老人に向かって口々に叫ぶ。
「ジャッジ！奴らは人の皮を被った畜生だ！地獄の悪鬼も呆れているぜ！」
「クズの犯罪者どもに牙を突き立てるんだ！！」
「ジャッジ！判決を・・・！」
ミイラのような老人は、震える手を突き出し、親指を下に向けると厳かに宣言した。「有罪（ギルティィィィ）」
次の瞬間、パニッシャーと化した遺族の一団が、.454オートを手にガレージに乱入。「孫を返せ、息子を返せ、返せ返せ、田を返せ。」と激しい銃撃戦の末、PCを皆殺しに。
「悪は滅びた・・・。」（爽やかな顔で）
そんなVIOLENCE。
ろくでもないフレーバーたっぷりでおもしろうござんした。
ろっくーでなっしーっ（歌いながら退去）
*2:http://fox.zero.ad.jp/~zam70113/sugai_1.html
*3:くちぷろれす：「ちょっと待ってください！」の掛け声をゴングに、自分が有利になるように屁理屈を捏ねる一連のアクション
