黄昏時にかかって来た電話

夕方急に電話がなったので受話器を取りました。すると第一声。


「どうも、天です。これから有楽町にDEVILMANを観に行きませんか?」


**おおっと!不意打ち**


オデ「いや、僕もうそれ観ましたよ!2回目はちょっと…。」
 

「大丈夫!俺も昨日見たから2回目です!」


オデ「……」(マジかよ・・・正気なのか?)


「来週も友達と観に行くんで3回は観るね!!」


オデ「じゃじゃじゃ、じゃあ、今日はやめたら如何ですか?」


「駄目だ!この猛り狂い燃え盛る心。いわば、恋!乙女心は止められません!」


オデ「そこまでの覚悟を・・・」(ゴクリ)


「と、いう訳でどうですか?」


オデ「え?いやその、えーと今日はカレー曜日でカレーを作らないといけないのでハハハ。」


「じゃあ、明日!」


オデ「あ…えーと明日は一晩寝かせたカレーを食べないといけないので…」


「ならば来週の木曜辺り!」


オデ「らっ…来週は辛いカレーを作る日なので駄目です…ッ!!」


「他の人にも声かけたんですけどね。こんな酔狂に付き合ってくれる気違いは君くらいじゃないかと。」


オデ「そっ、それは光栄ですがだからといってDEVILMANを2回…ッひとつで十分ですよ!!」(蕎麦屋顔)


「からす君ならどうかなあ…」(ぞろり)


オデ「落ち着いてください!彼ももう観てます!被曝許容量超えています!!」


「フン、チキン野郎が。ならば見るがいい。我輩の生き様を!!」


オデ「待つんだ!アンタだって体が持たないぞ!!」


「舐めるなよ。俺はそんなにヤワじゃない…。」


オデ「天さん……」




電話を切ると僕は玉ねぎを刻んだ。



そして死地に赴いた男のことを考え、少し涙を流した。



……いや、あれを2回はありえないって!!(必死顔)

滅びよ、デーモーン(煮込みつつ)