うっかり

げっちゅーキングダム買ってきて読んだら凄まじいまでのダンジョン熱にかかりました。
またの名をまよキンしたい病。
あまりの発作の酷さに医者もさじを投げ、投げた匙が落ちた所には一輪の百合の花が咲いたという。

なのでぬるぽ堂 日本語版 Dungeon Crawlをプレイで熱覚ましングですよ。
誕生するはHFO*1のPinch。
潜れ！潜るのだPinch!奈落よりも深く潜って「ゾットのオーブ」を見事手に入れ
王国に平和と均衡をもたらすのだ！無理だと思いますが（本音をランダムドロップ）

Pinchがその迷宮にふらりと現れたのは初夏の頃、そろそろ太陽も中天に指しかかろうかという時間であった。
ひょろりと葦の様に伸びた長身をそろそろ修繕が必要そうな鎖帷子に包み
緑青の浮いた丸い盾を背負ったこの年若きならず者は
ぽっかりと口を開けた暗い洞窟の入り口を眉をひそめてじっと眺め
口に咥えた麦わらを無意識に上下させながらなにやら考えるようだったが
やがて腰に差しただんびらの柄に手をかけ、その感触に安心したかのように決意を固めると
麦わらを吐き捨て、さっと洞窟の中に踊りこんだ。

するとそこには2匹のノールが獲物を振りかぶって、命のいらない愚か者を待ち構えており
いささかの衝撃と流血の後に、Pinchの魂は天に召された。

………

……

…

入った瞬間に死ぬのは久しぶりだーっ！（くわっ）
感動の再開を祝って新キャラを作成。その名もPinch。
もはやHMOなどと悠長な事は言わずにトロール狂戦士ですよ（超マジ顔）

薄汚れた緑色の肌に裂け目のように開いた大口から乱杭歯を突き出させたこの強盗は
殺戮への渇望に真っ赤に光る瞳をぎらつかせながら階段を駆け下り、最初に目に入った
こうもりと小鬼と大ごきぶりを手にした斧で滅多打ちに打ち据え、軋む様な雄たけびを
あげながら薄暗い迷宮を北に向かって全力で走った。
閉塞感を覚えるような狭い通路を走り続けると、唐突に視界が開け
いまやPinchは自分が巨大な玄室の只中にいることに気がついた。
勢いあまったまま玄室の中央付近にまでまろび出たPinchは周囲を取り囲む
無数の赤い目に気がついた。
内なる狂気の命ずるままに斧を振り上げて駆け寄ったPinchを迎えたのは
集団で迷宮内を駆け巡り、出会ったものは全て骨まで噛み砕く恐るべき狼の群れであった。

周囲6方向から同時攻撃を受けて消し飛ぶPinchの脳裏に最後の瞬間浮かんだのは
広いところに出る時は注意しよう　ということだった。

名前：Pinch　　職業：聖騎士　種族：神の末裔

神の名の元に迷宮に潜む邪悪を根絶にやってきた聖騎士Pinchは
その権能でもって地上から3フロアに潜む悪を根絶やしにし
光り輝く甲冑、鉄兜、ルーン文字が刻み込まれた盾と赤く禍々しい気を立ち上らせる
棍棒を身に着けて意気揚々と地下4階に乗り込んだが、そこでオーク呪術師4名からの
呪文一斉射撃を浴びて遭えなく土に返った。

エルフ魔法使いPinchは地下一階に下りたところで出会ったコボルトを
呪文の力で倒すも、MPが尽きて休憩しているところをホブゴブリンに発見されて
なぶり殺しにされた。

悪魔の末裔・混沌の騎士のPinchは地下3階でワームに殺された。

地下2階で蛇の毒にかかって死亡。

オークにやられた。

またしても狼の群れに突っ込む。

階段下りたらオークが5匹。

死んだ。

死んだ。

死。

＊＊ピンチマジピンチ＊＊

うう……

*1:Human Fighter Otoko