真女神転生 魔都東京200X

映画鑑賞後に
夏瀬マンのGMで遊んで参りました。
シナリオはR&R掲載のジャンプスタートキットのやつ。
PC紹介をしたいのですがキャラ名を忘れたのでPL名で(悪意に満ちた目)


PC:1 吉井さん  サマナー/幻視者 デビルサマナー


PC:2 からすマン 空手家/剣士  神社庁エージェント 巫女


PC:3 オデ    遊び人/ガンスリンガー  私立探偵(相当品)


あらすじ


吉井さんの彼女(香月アリス 19歳 本名)が行方不明になったので探すのを手伝ったら
「ロード・エルリック」というビジュアルバンドにお熱だったことが発覚。
手掛かりを求めてライブに出かけてみると、派手にコスプレした濃い口のファンが
ライブハウスを十重二十重に取り囲んで開場を待っていた。
ゲンナリしつつ聞き込みをしていると物陰からこちらを伺っている男がいる。


話を聞こうと近づいて見ると、マトリックスのネオのコスプレをして
首から十字架をさげたクリスチャン・ベール似の男がじっとライブハウスを睨みながら
「背徳の極みだ…」と呟いて去っていった。


釈然としないものを感じつつ会場に入ると全身を真っ白に脱色した男が登場して
黒い剣を振り回した。ボーカルのルイ・ストームブリンガーだ。
観客達が一斉に歓声を上げる。
彼はギターも主張も持っていた、みっつのえー。みっつのえー。
ひとしきり黄色い悲鳴を搾り取った後
ルイ・ストームブリンガーは黒い剣を振り回しながら新メンバーの参入を宣言。
するとヒラッヒラのゴスロリにコスプレした香月アリスがステージ上に現れて歌いだした。


「ねえねえ、アレ吉井さんの彼女?ねえあの人と付き合ってるの?」
厭らしい笑みを浮かべてデビルサマナーをつつく銃使いと剣士。
吉井さんはゲンナリした顔で新曲「アリス・イン・ワンダーランド」を歌う
彼女(香月アリス 19歳 本名) を眺めている。*1


曲が最高潮を迎えた瞬間、ステージの背後のスクリーンに風の谷のナウシカ
映し出され、頭の上を?マークで一杯にしている3人を置きっぱなしにして
ルイ・ストームブリンガーが画面上のクシャナ殿下とまったく同じ動きをしながら
黒い剣を振り回し「薙ぎ払え!」と叫んだ。
すると妖獣ガルム (LV:9)が召喚されてファイアブレスを吐き、最前列のお客様が
前に詰めすぎてこんがりと焼け、大変危険なことになった。


ルイ・ストームブリンガーの目的はお客さんを焼き殺して発生する生体マグネタイト
吉井さんの彼女に地母神ティアマットを降臨させることだったのだ。


※ここで我々は「適当ほざくな!」と叫びながら夏瀬マンの手からシナリオの掲載された
R&Rを奪い取り、内容を検めましたが、大体その通りの事が書いてあったので
驚愕しながら席に戻り、お行儀よくゲームを続けました。


前衛のお客さんが黒コゲになって全滅したので2列目のお客さんが押し出され
ガルムのブレスを浴びて火達磨になった。
トコロテン式に惨劇は繰り返され、あれよあれよと言う間に
後列で見守っていた3人も最前列に押し出された。


開かれた顎の奥に踊る紅蓮の炎。まさに紅蓮の夜。JSKに相応しいシチュエーション。
焼き殺されそうになったからすマンは突然日本刀を取り出すとステージに乱入して
ガルムの脳天に鋼鉄をご馳走した。


吉井さんはピクシーを召喚し、オデは銃を抜いてガルムに折檻を加えた。


その際の香月アリスがどういう反応をしたかは覚えていないが
多分白目を剥きながら青白いオーラに包まれて空中に浮かび上がっていたのだと
思う。足元には魔方陣が光っていたと思うし、この状況ではそれがマナーだ。


ルイ・ストームブリンガーは黒い剣を振り回しながらデスメタルのリズムに乗って日本の子供の目は死んだ魚のようであること、それは未来を知って絶望している所為だということと
自分はBOSS属性を利用してこれから7ターンの間、攻撃しながら地母神召喚の呪文を唱えること、7ターン目にはティアマットが復活することを朗々と歌い上げた。
奴はどうやら悪魔らしいが、メタル魂はなかなかのものだ。


妖獣の牙、炎の吐息、白子の皇子がぶん回す黒い剣、閃く電撃の光、飛び交う銃弾に
犠牲者達の悲鳴。戦いが混戦を究め、双方が全滅を覚悟したその刹那



会場の明かりが落ちた。



そしてステージ横のドアが吹っ飛ぶように開くとそこには両手に銃を持ってうつむいたポーズで固まっているクリスチャン・ベール似の男が背後からの光線で照らし出されていた。


「愛ゆえに背徳を撃ち抜かん!」


絶叫と共にぬるぬるした動きでステージに上がり、エターナルチャンピオンに挑みかかる
ガン=カタ使い。
その目の奥には背徳の極みを目の当たりにした憤怒と、神の為に命を懸けて戦う悦びが交じり合った狂信の光があった。


次のターン、ルイとガルムの行動順が終わると同時に怯えたプレイヤーからの
一斉攻撃を受けてガン=カタ使いは倒れた。
「悪魔の次は絶対こっちが襲われると思った。」とはプレイヤーの弁である。



火災、電源系のトラブル、暴漢の乱入などのアクシデントに見舞われつつも
ステージは最高潮を向かえ、3ターン目にガルムが。
6ターン目に地母神の降臨を迎えることなくボーカルのルイ・ストームブリンガーが倒れ*2
ハードロックの伝説となった。



リンダ・ブレア顔で痙攣していた香月アリス(19歳 本名)も無事救出され
堕天使の謀略は事前に防がれた。


いいから早くレベルアップさせろ!と額に書いたプレイヤー達の手によって
超適当なエンディングフェイズが展開された後、3人は2レベル上がって7レベルになった。
黙示録の戦いはまだ続くのだ。



シナリオ陵辱する気満々のルーニーが3人集まって落花狼藉の限りを尽くしたら
シナリオもやる気満々でそれを全部拾って大惨事。
そんな感想が脳裏に浮かびましたが無かった事にしました。




ヒートアップしたメガテン熱は容易には収まらず、GMを交代してルールブック付属
シナリオがプレイされることになったのですがそれはまた別の話。
また別の時に語ろう。

*1:シナリオには「ディズニーの曲を2倍速にしたようなアップテンポの曲」と書いてあったので必死になってエレクトリカルパレードの曲を2倍速で口ずさみながらプレイしました。

*2:左手にトンファーを持ち、右手にカイザーナックルをはめたまま日本刀を握りしめたからすマンが「うおぉぉぉ〜」と気合を入れてから、うすたきょうすけのマンガみたいなダバダバした動きで殴ったら物凄いダメージが出た