ザックスのコルール ザックスのウォーロック 性別なし 属性は中立


遥か遥か東の果ての東夷の地。

この地にはサードパーティーの生んだ種族本に載っているキモ種族が実に大量に住んでおり、その数といったらキモ種族になれたアメリカ人もびっくりである。

ザックスのコルールはその名の通りザックスである。

アルファベットで書くとXaX

なんとなく秘密のかぎろい漂う怪しげな響き。

目は縦に二つ付いている。

口は縦に裂けている。

顔は全体的におちょなんさんに似ている。

身体の色は青、足は鳥足のような逆関節である。

食事は口から舌がしゅっと伸びて小動物とかの生き血をすする。

繁殖は一定年齢になると首の後ろ辺りの瘤が膨らんでそっからころりと新しいザックスが落ちてくる。

お分かりかとは思うが大変にキモい。

しかしキモいが頭のいい種族である。

なんか哲学とか好き。静かに瞑想して考えるの大好きなのだ。

彼らは自らのことを「忘れえぬ種族」と呼ぶ。

能力値ボーナスはINTとCONに来る。

生来の種族特性を生かしてコルールは星を詠み、ウォーロックとなった。

ウォーロックとなって毎晩空を仰ぎ見、星々と語り合った。

ある晩空を見ると西の人類帝国の天球に、英傑の星が入るのが見えた。

その星に自らの運命を読み取ったコルールはそそくさと荷物をまとめると旅に出た。

長い長い旅であった。山を越え谷を越えた。僕らの街にやってきた。

ザックスのコルールがやってきた。

ジェイドシティについたコルールが、人が一番たくさんいるところにいってみると、今まさにコロシアムのど真ん中でバルバロイが対戦相手の首をぶっとばしたところであった。

英傑の朝である。

かくしてザックスのコルールの星は、英傑の列に連なり、東の空に瞬くこととなった。


PLは吉井さんid:THORです。


つづく