からくりサーカスの日。


ずんたかたー、ずんたったー
どこからか風に乗って物悲しいジンタが聞こえてきます。
道行く人々もその音色に一時足を止め、日常の重圧から開放されて
童心に返ります。街にサーカスがやってきた。


そう、今日は週に一度のからくりサーカスの日。
すなわち、週に一度の審判のジャッジメントデイ。



〜〜以下、セピア色の回想シーン〜〜

JGCでヨビさんとからくりサーカスの話をしました。


ヨビさん「ゆくぞ、フェイスレス!」


ミー「こい!マサル!」


エレベーターホールであったヨビさんはちょっとはにかんだ様にそう挨拶を交わすと
ひどく透明な笑顔で笑って去っていきました。
通じあえた気がした。



そのあと出会ったパパid:Hellbabyには嘲弄を受けた。
加藤の呪いはまだ発動しない。


〜〜現在〜〜


遠ざかるオルガンの音色。
ひどくがらんとした空き地と風に吹き散らされるサーカスのビラ。
サーカスは遠い街に行ってしまった。
明日からまた日常が始まるのだ。




今週は……ちょっと面白かった気がしてよ、クララ。


来週はもっと面白くなりますわ、シルヴィア様。


そう言ってくれるのはお前だけ!お前しかいないんだわ!


そういって大ケイロニアの皇女はわっと枕に泣き伏した。