萌え萌えどじっこエンカウント。

Kurono422004-10-28

夕方急に電話がなったので受話器を取りました。すると第一声。
「……ありがとう。いやぁー、出てくれてありがとう!」


 **おおっと!不意打ち**


オデ「は、はあ。どういたしまして。」(困惑)


「いやね。今ね。フィリピンの。」


オデ「はあ。」


「ケサンシティって所に居るんだけれども。」


オデ「はあ。」


「市役所にね。フィリピンの。ケサンシティ。」


オデ「はあ。」


「だからさ、フィリピンのケサンシティだよ!わかる!?市役所に居るの!!」


オデ「は、はい。」(怯)


「通じないからさ!ケサンシティの市役所だよ!!通訳して欲しいの!!」


オデ「通訳…ですか?」


「そぉうだよ!それが仕事なんだから!!」


オデ「仕事なんですか。」


「仕事だろう!通訳なんだから!!」


オデ「あの…この電話番号は個人の住宅の番号でして。」


「個人だとかどうとかそんなもん知るか!お前は通訳すりゃいいんだ!!」


オデ「いや、英語もダガログ語も出来ません。」


「馬鹿かお前は!通訳が仕事だろうが!!!」


オデ「いえ、仕事じゃないです。」


「よくそれで金とろうなんて思ったな!!」


オデ「あの・・・何番におかけになりましたか?よくその手の間違い電話来るんですが。」


「馬鹿野郎!何で俺がお前にそんなこと言わなきゃならないんだ!?」


オデ「いえ、ですから番号お間違えになってませんか?」


「決まってるだろう!?だから、○◎××の……あれ?」


オデ「?」


「これ…ひょっとして個人のお宅?」


オデ「はい、個人のお宅です。」


「私は番号を間違えておりましたか?」


オデ「はい、お間違えになっておいでです。」


「ひょっとして大変失礼なことを?」


オデ「はあ、まあ分かって頂けてうれしいです。」


「それはッ大変ッ申し訳ないことをッ!!!」


オデ「はあ、紛らわしいみたいですねえ。ウチの番号。」


「あー、そうだねえ!」


オデ「え?」


「ああ、いやいや!KDDIに聞いたんだけどさ!クレーム言ってやらないとね!」


オデ「はあ。」


「それじゃあ、失礼しました!!」


オデ「はあ、お気をつけて。」(微妙な表情に)






あれ?ケサンってフィリピン?(はたと)




「じゃあ、今の電話は一体なんだったの!?」(秋のホラー特大号)
「彼等は生きている人間に訴えたかっただけさ…電話番号は確認しようってね。」(除霊マン)
「決して売春ツアーからはぐれて異国の地でパニクってるおっさんとかじゃないのね!」(茶番終了)





あ、あとアップルパイとコーヒーでおやつを食べました。


そんな木曜日。